| 演奏記号と彼の口癖
何の曲かとメローネは目を走らせるが、元々楽譜が読めないのでちんぷんかんぷんだ。 「おかえりギアッチョ。セーフだったか?」 「おう、ギリで間に合ったぜ。…ああ、ひでえ部屋だ」 「そーとー焦ってたからなァ。ところでこれアンタの?何の曲だ?」 ひら、と目の前に出された楽譜を確認してギアッチョが顔をしかめた。 「あ、アンタの?何か楽器できんのか?」 「できちゃわりーかよ。…くそ、全部捨てたと思ってたのによ」 忌々しげに吐き捨てるギアッチョだったが、それに反してメローネは目を輝かせてはしゃぎ出した。 しかし、手放しの賞賛は疲れた頭に心地よく、僅かに表情が緩んだ。 「別にすごかねえよ」 「すげえよ!こんな暗号が読めて音を奏でられるんだろう?ギアッチョちょーかっこいいよ!憧れた!」 メローネが隣に回り込み、一緒に楽譜を覗く形になる。 「ん、字もあんじゃん。…ナニ?明るく?」 「こっちで使う場合は“速く”って意味だ」 「やっぱり暗号じゃあねーか」 そろそろ掃除を始めたかったのだが、メローネはすっかり好奇心旺盛な「いい生徒」になっている。 フォルテも知らないのかとからかうと、さっきのアレグロのように意味が違ったりもするのだろうと言うので、それにしたって、と苦笑する。 「モデラート?これ何だ?」 「中くらいの速さで」 「この棒は?」 「テヌート。音を保って」 「これは?」 「ディ・モールト。 非常に、とか、すっげえって意味だ」 「ふうん」 頬に触れる髪の感触がなくなったかと思うと、その代わりに音を立ててキスをされた。
「ギアッチョ、ディ・モールトすき!」
手伝ってくれるのはありがたいのだが、その下手な鼻歌は「ディ・モールト」うるせえな、とギアッチョはまたひとつ苦笑を漏らした。
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| 楽器の弾けるボンボンギアッチョもえる。
まんがでもよかったな、これは…。 はいはい、妄想妄想!!笑 ターンテーブルも似合うけど、エレキでもペットでもヴァイオリンでもピアノでももれなくわたしがもえます。 メローネはトロンボーンがいいです。 メローネはトロンボーンがいいです。 大事な事なので二回言います^v^(わたしどんなけトロンボーン好きやねん) |
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