| 我が家に蛇(レプリカ)があるのですが、手に入れられた事があまりにもうれしかったのでその勢い同じ名前になってしまっています。 気が付くとそれ意外に名前が考えられなくなっていました。 そ…そんなつもりじゃないから!ほんとちがうからーーー!!! |
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| キングスネークのロンド
「どうだギアッチョ、美人だろ?」 ぬっ、と顔の前にいきなり生き物を差し出されて、ギアッチョが半身を引いた。 「ベアトリーチェって言うんだぜ」 蛇の首根っこを軽く持ったメローネがにこにこと笑いながら更にそれを近付けるが、ギアッチョはテンポの良いバックステップで遠ざかり、「捨てて来い」と吐き捨てた。 きょとんと音がする疑問符に、気持ち悪いとの否定が被さり、メローネの眉根が少々歪む。 「何言ってんだ、こんなにかわいいのに。あ、何か勘違いしてんだろ!拾ったんじゃないぜ。ちゃんと買ったの。」 先程までの地をはう声から一転、甲高い声をメローネに浴びせると更に遠ざかる。 「んん…?第一印象が悪かったか?まあまあちょっと持ってみろよ。意外な可愛さに気付くぜ?」 その一瞬後に冷気が頬を掠める。 「うわっ!よせよギアッチョ!寒さに弱いんだからなこいつは!あっぶねーなあもう、冬眠する所だぜ!」 心底分からない、といった顔でメローネが不満を漏らす。 「あ、でも勝手に名前付けちまったけど、ベアトリーチェで良かったか?アレッシアとかヴァレンティーナとかのがいいかな?」 大口を開けて、ははは、と笑いながら避難をすり抜けるメローネを見て、ギアッチョは「蛇が蛇飼ってどうすんだ」と思ったものだった。 「ああん?何だそりゃ?」 不意に声を描けたのはプロシュート。おののくギアッチョを押し退けて、訝しげに、しかしたっぷり五秒ほど蛇を眺めた。 「かわいいだろ?俺のベアトリーチェちゃん」 メローネの腕に絡み付く蛇を一撫でして、プロシュートはつまらなさそうに軽いため息をつく。 「お前なあ、蛇が蛇飼ってどうすんだよ」 まさに思っていた事を的確に口に出され、ギアッチョが笑う。 「だァれが蛇だってェ?言ってくれるなプロシュート」 プロシュートがメローネの額を指で弾き、二人でくすくすと笑いあう。ギアッチョはその隙にとリヴィングを去ろうとしていた。が、 「おいギアッチョ、お前さっきからビビってんなぁ。こんなもんが怖えのか?マンモーニ」 声高な揶揄にかちんときて、すぐに振り向く羽目になった。 「ビビッちゃいねえよ!普通に気持ち悪ィだろうがそんなもん!」 ほれ、とプロシュートが蛇の首を掴んで、先程メローネがしていたように顔の前に突き出して、ギアッチョをひるませる。 「怖ェんだろ?さっさとゲロしちまえよ」 にやにやと笑う声に苛立ち、なぜわざわざ触りたくもないものに触らなければいけないのかと悶々とさせられる。しかし、それをまったく気にする風でもなく「蛇平気組」はあっさりとした会話に移行しており、それがますますギアッチョの苛々を募らせた。 「メローネ、こいつメスか?そんな色っぽい名前つける程のモンかねえこいつが」 特に実にならない会話を続けるが、二人の目はギアッチョから離れない。 (こいつら…遊んでやがる) その時、大人しくしていた蛇が急に暴れ始め、少なからずプロシュートを焦らせた。 「うお…っと!」 するりと指の間を抜け、蛇はあろうことかギアッチョの顔面にダイヴし、滑らかな動きで肩口から首へと絡み付いた。 「ちゃんとしつけしてんのかよお前よォオ〜」 蛇を呼び戻そうと差し出されたメローネの指が、そのままギアッチョの頬に触れる。 「フリーズした。再起動ってどこ押しゃいいんだっけ」 堰を切ったようなプロシュートの笑い声がリヴィングにこだまし、他のフロアで平和に過ごしているメンバーの耳を劈いたが、まず最初の餌食になったイルーゾォが注意を促したらしい、誰一人として様子を見に来るものはいなかった。 「おいおいおい、そりゃあねえんじゃねえか?お前よォオ〜〜」 手早くギアッチョに絡まっていた蛇をほどき、自分の元へと手繰り寄せる。 「…」
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